格安クーポンは双方に益がない

冷静に考えれば、わかりそうなことなんだけれども、さも、流行っているようにみえるというのが、甘い罠なんだろうな。

たとえば、これはあくまでも例えなんだけれども。

2万円のおせちを1万円で販売したとしよう。
このおせちの製造原価が仮に40%だとして、原材料費は、8千円。
これは、1万円で売ったとしても、2千円の利益が出る。

実際の原価はこんなモン。

なら、ユーザーにも、店舗にも、儲けがあってイイじゃないか、万々歳じゃん?

でも、ここには、エージェントマージンが入っていない。

そう、仲介サイトの手数料だ。

これが、結構バカにならない。

基本使用料+歩合+決済手数料を差し引かれた残りが経営サイドの取り分となる。

さて、エージェントマージンはいくらなのか?

ここで、経営者は考えるというか、クーポンサイトの営業から言い含められる。

もし、テレビや雑誌などに広告を掲載するとしたら、100万単位で金かかりますよ。
収支がトントン、もしくは、ちょっと赤字でも、宣伝効果はバツグンですよ。過激なほど盛り上がりますよ。うまくいけば、マスコミも取材にきますよ。ホラ、新聞に掲載された店もあります。

世の中そんなに甘くはない。

店主は、それでも儲けがほしい。

じゃあ、どうするか、答えは簡単。

3千円の詰め合わせを2万円と称して、1万円で売ればイイ。

でも、これならまだマシで実態はもっとスゴイことになっていたらしい。

「汚せち」検索

これは秀逸

クーポンサイトの対応は案外早かった。実は、コレが大事。正月であれ、盆休みであれ、早急に判断が下せる体制が大事。

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